【ポケモンSV S17 最終414位 R1952】Wイダイ+ミミッキュ対面構築

こんにちは、AQです。

今期もR2000達成を目標に取り組みましたが、残念ながら一歩及ばずでした。

それでも最終414位と自己最高順位を更新できたので、禁伝環境前の最後のシーズンということで振り返りも兼ねて簡単にではありますが構築記事を書きたいと思います。

拙い文章ですが、最後までお読み頂ければ幸いです。

[構築経緯]

自分の構築の組み方として、初手から有利に対戦を進めるために環境に刺さる初手枠を見つけ出すことから始める。前期までの対戦記録から初手に来やすいポケモンTop10は以下の通りだった。

1. カイリュー、2.ハバタクカミ、3.ブリジュラス、4.水ウーラオス、5.ガチグマ、6.ランドロス、7.パオジアン、8.アシレーヌ、9.コノヨザル、10.炎オーガポン

序盤はカイリュー、カミ、ブリジュラス、ガチグマ、ランドロスに有利な地面テラスチョッキセグレイブ+水ウーラ、パオへの引き先としてゴツメアシレーヌを採用し、半サイクル的な構築で戦っていたが、あくびガチグマに勝てない、ランド、水ウーラに有利にサイクル回される、電気テラスパオに破壊されることから軸としては難しいと感じた。

①特に初手のガチグマ、ランドが数が多くて面倒だったため、初手から圧力をかけれる氷または水タイプの特殊高火力アタッカーを初手に置きたいと考えた。

色々と考察した結果、チョッキイダイトウ♀がガチグマ、ランド、ディンルー等の初手に来やすい高耐久地面ポケモンに負荷をかけれて、対面カミにも勝てる、ブリジュラスにも高負荷をかけれるためいけるのではないかと考え、初手枠として採用した。水ウーラに対してもタイプ的にかなり強く出れるのも評価ポイントだった。

 

②次に初手のチョッキイダイトウ♀が対面怪しいカイリューについて考えることにした。初手から出てくるカイリューはイダイトウ対面龍舞orスケショから入ってくることが多く、大体の型に対して後投げから多くの仕事ができる呪いミミッキュを採用することにした。初手で削れたイダイトウを処理するために2番手に出てくる相手のカミにも有利に立ち回ることができて、2番手としてはとても使いやすかった。

 

③イダイトウ+ミミッキュで大体相手の2体くらいもっていけることが多く、相手の最後に残りやすいポケモンとしては、パオジアン、水ウーラ、炎ポンなどの物理エースが多かった。これらにまとめて強そうなポケモンを探していたところ、Sブーストビルドイダイナキバがスイープ役としても、大抵の物理ポケモンを起点にできる積みポケモンとしても優秀だということに気づき採用した。

 

④上記3体でスタンパ系統には強く戦うことができたので、ママンサイクル+受けル対策枠として食べ残し身代わり瞑想ラティオスを採用した。トドロクツキ、イーユイ、パオジアン等がいない構築に対しては受けル以外でも選出する機会は多かった。地面の一貫も切れるのが◎。

 

キュウコン絡みの壁展開が面倒だったのでよく一緒に組まれているランドロスごと破壊できる氷テラバメテビドクガを採用した。ランド+キュウコン+オーガポンみたいな構築は一匹で簡単に破壊できて楽しかった。

 

⑥初手イダイトウを選出するために相手には初手オーガポンが来てほしくなかったため、選出圧力としてオオニューラを採用。万一初手に来てしまった炎オーガポンを起点にするために炎テラスオボン型で採用した。

 

[個体解説]

イダイトウ♀@とつげきチョッキ フェアリーテラス

特性:てきおうりょく

性格:ひかえめ

努力値:219(188)-100(0)-85(0)-150(132)-95(0)-122(188)

技:なみのり、シャドボ、テラバ、アクジェ

H-臆病眼鏡カミシャドボ確定耐え

控え目ガチグマノマテラブラム+しんくうは確定耐え

臆病ブリジュラス+1エレクトロビーム確定耐え

S-岩封後に最速オーガポン抜きしているランドロスS実数値120抜き抜き

C-余り

8割以上の対戦で初手投げした。

ガチグマ、ランドロス、ディンルーにテラスを強要しつつ、大幅に削ることができる。
大体のカミをシャドボ+アクジェで倒せる。

ブリジュラスもエレビ型以外はシャドボ連打で大体倒せる。

初手カイリューミミッキュ即引き。

初手炎ポン、パオは来ないことをお祈り。(構築の一番上に魔除けのオオニューラを置いておく)

ブリジュラス、カミ、ガチグマ、ランドあたりが初手に来ると目の前に通る技を連打しているとどんどん有利展開になっていく。なぜか眼鏡型と決めつけられてシャドボ読みガチグマ引きからノーテラス突っ込みしてくる相手が多く、なみのりで破壊していた。

トドロクツキやライコを後投げされることも多かったが、フェアリーテラバで返り討ちにできた。

初手枠として十分な働きをしてくれた。ありがとうイダイトウ。

ミミッキュ@いのちのたま ステラテラス

特性:ばけのかわ

性格:いじっぱり

努力値:131(4)-156(252)-100(0)-x-125(0)-148(252)

技:じゃれつく、かげうち、のろい、いたみわけ

ASぶっぱ

H-余り(余りはBに振った方が良かったかもしれない)

初手イダイトウカイリュー対面から後投げして、呪いを打つ役割。イダイトウのシャドボアクジェをミリ耐えしてくるカミにとどめのかげうちもよく打った。カミカイリューに強いのがとても頼もしく、どの構築にもカミカイリューがいたので、8割以上イダイトウとセットで選出した。

のろい+いたみわけでキョジオーン相手にも五分の働きができるため、キョジ入り構築でも選出が歪められなかったのもかなり大きかった。

ばけのかわ+のろいがとても偉く、面倒なバトンパやトリルパ、壁構築にも有利に立ち回ることができた。

努力値・持ち物はあまり何も考えずASぶっぱの珠持ちとしたが、アタッカーとしての仕事は少なかったのでもう少し検討した方がよかったかもしれない。

ミミッキュは本当に久しぶりに使用したが、炎ポン、ハッサム以外には必ず仕事ができる点が非常に使いやすかった。

イダイナキバ@ブーストエナジー みずテラス

特性:こだいかっせい

性格:ようき

努力値:221(244)-151(0)-151(0)-x-75(12)-152(252)

技:じしん、インファ、アイススピナー、ビルドアップ

H-Dに振るパターンもあるが、物理に強く出れるよう今回はHに振った

S-最速

AB-Sブーストできるように無振り

D-余り

物理ポケモンの上からビルド積むためにSブーストビルド型で採用。

テラスを水にすることで、パオジアン、水ウーラの上からビルドを積んで起点にできる。草技がウッドホーンの炎オーガポン相手にも2回ビルド積んでじしんでワンパン。

ほとんどの物理ポケモンを起点にできるすごいポケモンだった。

エナジーカミには上からムンフォを打たれて7割くらい持ってかれるので、イダイトウミミッキュで何としてもカミは倒しておきたい。

相手構築がエナジーカミ+物理2体のケースが多く、1番手、2番手に出てくるカミをあらかじめ倒しておけば、残りの2体はビルド積んだキバで一掃できた。

Sブーストのおかげでスイーパーとしても物理の上からビルドを積む全抜きアタッカーとしても優秀だった。

苦手だったホムラ入り晴れパにも水テラスビルドから晴れ炎テラス鉢巻大憤激2耐えしてじしんで倒せるのが強かった。

イダイトウ相手にも水テラスビルドから打ち勝てる。

 

ラティオス@たべのこし はがねテラス

特性:ふゆう

性格:おくびょう

努力値:187(252)-x-113(100)-150(0)-130(0)-165(156)

技:サイコノイズ、はどうだん、みがわり、めいそう

H-ぶっぱ

S-最速ウーラオス抜き

B-余り

主にママンボウサイクル、受けルに対して初手から選出した。

受けルは初手からみがわり⇒ハピナス前で瞑想ガン積み⇒はどうだん連打⇒たまごうみのタイミングでサイコノイズで勝ち。

ママンボウ相手にはみがわりから入るが、相手にツツミ、エルフーンタギングルあたりの上からアンコールしてくる相手がいる場合には気分で攻撃技から入ったりした。

相手にパオ、イーユイ、トドロクツキがいないときはかなりラティオスの通りがいいので積極的に選出するようにした。

ガチグマ相手に初手みがわりから入ることでチョッキ/あくび型両方に対応できる。

キラフロル相手にもみがわりから入るとかなり有利展開を作れた。

ドラゴン/エスパーのタイプと特性ふゆうで多くのタイプの一貫を切れるのがどんな構築にも入れやすく、扱いやすいポケモンだった。

 

テツノドクガ@パワフルハーブ こおりテラス

特性:クォークチャージ

性格:おくびょう

努力値:155(0)-x-104(188)-169(68)-130(0)-178(252)

技:ほのおのまい、ヘドロウェーブ、メテオビーム、テラバ

B-カイリューのノマテラ鉢巻神速大体耐え(85.9 ~ 101.3%) 乱数1発 : 6.25%

S-オーガポン相手に自信持って突っ込むために最速

C-余り

ランドキュウコン破壊ポケモン

ランドキュウコン入りに初手から出してランドには氷テラバ、キュウコンにはメテビで試合が終了する。あまりに簡単に試合が決まるため、ランドキュウコン入りに当たったときは内心ウキウキだった。

氷テラバがあるおかげでランド入りに積極的に選出することができ、ランド炎ポンハッサムあたりがいる構築には滅茶苦茶刺さった。

今期使っていて一番楽しいポケモンだった。

 

オオニューラ@オボンのみ ほのおテラス

特性:かるわざ

性格:ようき

努力値:187(252)-166(128)-95(116)-x-102(12)-155(4)

技:フェイタルクロー、インファ、ほのおパンチ、剣の舞

HB-特化水ウーラの鉢巻水流オボン込み乱数5.37%
特化水ウーラのグローブ水流+アクジェ瀕死率0.22%

HD-臆病C252振りカミのムンフォ×2 オボン込み瀕死率0.39%
特化カミの眼鏡ムンフォ乱数12.5%

S-かるわざ発動後、Sブーストツツミ抜き

本構築の守り神。

初手イダイトウを選出したいため、相手には初手オーガポンを選出してほしくない。構築の一番上にオオニューラを置いておくことで初手オーガポンに対して選出圧力をかけてもらう。万一初手オーガポンが来た場合に後発から起点にするため炎テラスオボン型で採用した。

基本的に本構築の3体目の選出はキバだが、オオニューラの通りがよいときはキバの代わりに3体目に出して剣舞から全抜きしてもらうこともあった。

炎パンチを採用しているためサフゴ、ハッサム入りにも出せるのは良かった。

何度か当たることのあったゴリランダー+炎ポン+オオニューラみたいな構築相手にもドクガと合わせて出すことで大体勝てた。

[選出]

■基本選出:イダイトウ+ミミッキュ+イダイナキバ

7割以上この選出。

■ママンサイクル:ラティオス+オオニューラ+イダイナキバ

アンコール持ちがいなければラティオスで大体勝てるが、アンコール持ちがいる場合はこだわり悪技にオオニューラ後出しからかるわざ発動させつつ剣舞してなんとかする。

■受けル:ラティオス+@2

ラティオス1体で勝てる。

■ランドキュウコン:ドクガ+@2

ドクガの刺さりが良すぎるので大体勝ち。

[重いポケモン]

初手オーガポン全般:イダイトウがなすすべなくやられるため、かなりキツイ。オオニューラの選出圧力でほとんど初手には来なかった。

初手パオジアン:イダイトウ対面でなにしてくるかわからない。フェアリーテラス切った時に限ってつらら飛んできて、テラス切らないときはふいうち飛んでくる。

アンコカイリューミミッキュ相手に初手アンコールしてくる時があり、引きたくないのでのろい連打していた。イダイナキバ相手にも初手アンコールしてきて技選択が難しい。

[最後に]

最終日夜0時くらいの時点で2ROM1950あったので、順調にいけば2000達成できると思っていたがそこから崩れていった。5時の時点で1ロムが2000位近くまで落ちて、赤ちゃんにミルクを与える時間になった。

惜しくも2000達成はおあずけとなったが、最終順位を更新することができたのは素直に嬉しい。次の禁伝環境は環境ガラリと変わるのでまた一から考察となるが、とても楽しみなのでレギュGでの2000達成を目指したい。

ここだけの話、実は今回の構築のイダイトウをカイオーガに変えると意外とレギュGでもそれなりに戦えるのではないかと考えている。もし使ってみたいと思う方・実際に使ってみたという有難い方おられたら相談・感想のDMください!

最後に今月も応援&アドバイスくださったフォロワーの皆さん本当にありがとうございました!また、拙い文章にここまで付き合ってくださった皆様もありがとうございます。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

感想やアドバイス頂けると大変嬉しいです!もしも質問等あればお気軽にDM(@AQ_pokemon)ください!

レギュレーションG禁伝環境もみんなで楽しみましょう!